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今回は、卵子の染色体の受精のための分裂についてを解説します。
人間の細胞は、父方由来母方由来それぞれの染色体を1本ずつもらって2本一組の常染色体22組44本で成り立っています。ところが、卵子に関しては別で減数分裂を起こすために染色体は通常の2倍、2本一組の2倍の計4本の染色体から成り立っています。
排卵時に2本一組が細胞の外に外に放り出されます。これを第1極体といい、卵子には通常の2本一組の染色体が残っています。次は、精子(精子は1本の染色体で泳いでいます)が卵細胞に入る時に、卵子から1本の染色体が細胞の外に放出されます。これが第2極体です。以上の正常経過が下記の図1です。 

図1(「マーブルクレイフィッシュの謎」より引用)

 

異常な場合は、次のようになります。精子が入る時に第2極体が放出されない場合か、排卵時に染色体一組が放出されない(第1極体が放出されない)で第2極体が放出される場合です。この両者ともに、精子の1本の染色体を合わせると3本の染色体になってしまいます。遺伝情報量が多い1~10番までの染色体がこのような異常があると受精着床しても妊娠にはなりません。このように染色体の分離が悪くなるために卵子の染色体異常が起きてきて、年齢が39歳を過ぎると急激に上昇します。

図2(「マーブルクレイフィッシュの謎」より引用)

2018年09月25日