質問者
なかなか妊娠しません。
治療を受けようかと考えています。
早く妊娠したいので、すぐに体外受精などの治療を受けられるものですか。
回答者:医療法人社団 大島クリニック 院長 大島隆史
医療の中でも不妊治療の選択は、ご夫婦の意見が最も反映される一つと考えます。
専門医は、治療法とステップアップのタイミングを説明いたします。
従来から治療の流れは、自然周期でタイミング法、次に排卵誘発剤併用タイミング法で行います。
タイミング法で妊娠成立がなければ人工受精を行い、次のステップは体外受精になります。
3年前まで体外受精は自費診療で高額な治療のため、人工授精での妊娠成立を目指しました。
今は不妊治療すべて保険診療になりましたので、AMH低値の方、30歳代後半の方や年齢に関わらず早めに妊娠を希望される方は、妊娠率が高い体外受精などの生殖補助医療も選択肢の一つです。
体外受精は、保険適用でありますが他の治療より費用はかかります。
ですが一般不妊治療で何年も費やすより費用対効果は高いと思います。
自治体より1回の治療につき自己負担分の10万円まで助成金が支給されます。
採卵から凍結融解胚移植まですべて手術で生命保険の給付の対象になります。
ご夫婦が説明を受け納得して希望なさるのであれば、体外受精を早めに選択されてもよいのではないでしょうか。